美味しいもの
猛暑、酷暑の続く8月下旬のある日、サントリー美術館で開催中の「虫めづる日本の人々」を見てきた。 実は、生の虫は超苦手。だから絵画でも見るのは、、、とひるみそうになったけど、若冲に北斎、抱一に如慶とくれば、もう行くしかないでしょ! ってことで…
東京駅の大丸は駅直結なせいか、地下1階の食品売り場はお弁当を扱う店舗が多く、洋菓子や和菓子の店は少ないようだ。そんな中見つけたのは、駒込に本店がある「中里菓子店」。以前、この本で知りいつか行きたいと思っていたお店だ。 何度でも食べたい。 あん…
丸の内に静嘉堂文庫美術館ができていて、国宝も展示されている!と知って、しかも、駅から地上に出ることなしに行ける!という、今回も不甲斐ない気持ちで「サムライのおしゃれ」展に行ってきた。 結果、大満足。サブタイトルに「印籠・刀装具・風俗画」とあ…
7月の三連休を利用して、軽井沢に出かけてきた。 前回の軽井沢旅行は2019年で、この時と大きく違うのは今回はおいぬと一緒ってこと。宿はペットOK、レストランもペット同伴OKという粋な計らいをしてくれるところで、フルコースのディナーも朝食もおいぬと一…
最高気温が36度を軽々超えたある日、東京ステーションギャラリーで、「甲斐荘楠音の全貌 絵画、演劇、映画を越境する個性」を観てきた。 正直、東京駅なら外を殆ど歩かずに行けるぞ、という横着心で行くことにしたのだけど、甲斐荘の才能にしてやられました…
恵比寿駅からゆるい坂道をえっちらおっちら歩いて山種美術館に行ってきた。 お目当ては小林古径の《清姫》の全8面。 やはり、8面を通して見ると、迫力あるなー。線書きの「旅立」、この静かな感じが逆にコワイ、から始まって、「寝所」寝入る安珍に見入る清…
6月のとある休日、近所の中華料理屋さんにお昼を食べに行った。 中華料理屋と行っても、本格的な四川とか広東とかの中華料理を提供するお店じゃなくって、ラーメン屋さんでもなくって、麺類から炒飯、餃子に一品料理など、気軽になんでも楽しめるお店である…
有楽町の出光美術館に、「琳派のやきもの」の展覧会を見に行った。 今年は尾形乾山生誕360年にあたるらしい。乾山の作品は、まさしく芸術作品!ってのから、これうちの食卓で使いたい!というような親しみ持てる作品まで幅広い。書もすばらしくて、兄光琳と…
千駄木の森鴎外記念館で、特別展「鴎外の食」を観てきた。 鴎外の食に関して、大変充実した展示で、鴎外の食の好みや森家の食卓の様子、当時の食料事情や外食事情、それらを通して鴎外の人柄まで伝わってきた。鴎外自身は粗食を好んだそうで、解説には美食家…
太田記念美術館に、ポール・ジャクレーの展覧会を見に行った。 たまたま、学芸員の日野原健司さんによるスライド・トークが行われる日だったので、開始時間に間に合うように自宅を出発。 日野原さんはまず始めに、ジャクレーの大規模な回顧展は、地方開催や…
雑誌『天然生活』4月号に角田光代さんの「私の弁当遍歴」というエッセイが掲載されていた。共感するところが多々あり楽しく読んだのだけれど、その中にこういう一節があった。 弁当持参の小学校に入学してまもなく、「みんなのお弁当は色がとてもきれいで、…
東京都美術館にマティス展を見に行った。 マティスは名前は聞いたことがあっても、代表作がパッと思い浮かばないレベルの私。事前に展覧会のwebsiteとWikipediaで泥縄式予習をする。そのおかげで、マティスの画風の変遷がよく理解できた。どの時代にも好きな…